Twitterで興味あるって言われたんで、フリーランスのアナリストという働き方についていろいろ書いてみます。
いろいろぼやかしている部分があるのであくまでも参考程度に。
ちなみにこういう話はYouTubeでちょくちょく話しているので細かいところは配信みたほうがいいとおもうよ。
youtu.be
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仕事の獲得・営業
私の場合は営業活動というほどのことをしていません。
フリーランスになる初期で速攻で仕事が決まった and 私の契約が長期で新しい仕事を探す必要がほとんどなかったという理由に起因します。
なので特に話すこともないのですが、初期に速攻で仕事が決まったときにどんな流れだったのか書いてみましょう。
まず、一般に業務委託の仕事を探す方法はいくつかあります。
代表的なものを列挙すると、
- 個人のつながり(いわゆるコネ)で紹介してもらう
- 業務委託募集で応募する
- エージェント経由で紹介してもらう
- 企業へ営業して獲得する
こんな感じです。
私の場合は個人的なつながりとスカウトで業務委託の仕事を得ました。
スカウト経由というのを説明すると、エンジニアなどで副業をしたことがある方なら想像がつきやすいかと思いますが、転職スカウト系のサービスに登録していると副業も含めたスカウトが飛んでくることがあります。
私は仕事を辞めてフリーランスを考えているタイミングでそのようなスカウトをもらったので「会社辞めるから副業というかフリーランスとして業務委託はどうでしょう?」と相談して仕事を獲得しました。
まあ、ここまで読めばわかると思いますが、私のフリーランスのやり方は副業をちょっとガチったという雰囲気が強いです。
たぶん、こういうフリーランスのやり方はレアケースで、エージェントを経由して仕事をもらうというのが一般的だとおもいます。
データアナリストの業務委託にどんな仕事があるのかって話はそのうちどっかでやります。
契約
契約の進め方としては最初は数ヶ月の契約で始まって適当な期間で更新するという形が多いですね。
あと、トライアルが最初に入るケースもあります。
トライアルは短期間働いてみてマッチングを確認するというものです。
社員のそれと同じものだとおもって問題ないです。
トライアル完了後に面談して本契約に入ります。
このときに場合によっては価格の再交渉が入ったりします。
トライアルはちょっと安めで入って本契約からちゃんといただくっていうのはよくあります。
契約の更新はわりとこちらの希望を聞いてくれることが多いです。
大体は3ヶ月とか半年の契約でそれ以降は自動更新とか、問題がなければ再度契約を更新する、っていうパターンですね。
私は適当な期間で契約を結んで以後は自動で毎月更新という形が好きです。
これはお互いに合わないとおもったらサッサと契約を解除したほうが良いという考えだからです。
仕事を安定させるなら、本当はなるべく長期の契約を結んだほうがいいですけど。
お金
たぶんみんなが一番興味があるポイントだとおもいます。
私個人の話でいくと、月の売上としては基本的に生活水準を落とさないくらいに稼いでいます。
逆にいうと仕事量はそれを満たすくらいに調整しています。
これは個人的に仕事をしないで好きなことをやる時間を増やしたいからです。
具体的な単価ですが、発注する企業や担当者、こちらの交渉力、タイミング、仕事内容などでかなりかわります。
なので一概に言うことは難しいですがこのリンクが参考になるかとおもいます。
体感とも大きくはずれてはいません。
prtimes.jp
一般的な傾向として開発や分析など現場で手を動かす仕事は長期契約になり安定しますが単価に限界があります。
一方で、コンサルティングや顧問のような契約の方が時間あたりの単価はあがりますが月あたりに得られる金額は限界がありますし契約解除のリスクも高くなります。
これは単純な例ですが1つの仕事の値段だけみてもしょうがないというところがフリーランスにはあります。
長期的な将来の収益性を考えて仕事をする必要があるので値段でみるよりもポートフォリオを組んでいくという感覚に近いです。
キャリアビジョンがもっと切実に生活へ影響をあたえる感じです。
まあ、それが事業計画ってものなんでしょう。
業務の内容と進め方
これは契約や企業により全く変わると思いますが、あくまで私の経験を例にはなします。
基本的に、私のクライアントはいわゆるweb系ベンチャー企業で彼らが提供しているサービスのデータ分析や開発が仕事になります。
その中で関わり方とししては、完全にプロジェクト単位で仕事をする場合とメンバーの1人として仕事をする2パターンにわかれます。
プロジェクト単位で仕事をするケースはわかりやすく業務委託って感じです。
アナリストよりも開発案件が多いかな。
特定の開発プロジェクトにアサインされて開発者としてPoCから開発に関わっていくというパターンです。
PoCが上手くいったら運用に乗せて引き継ぎをするまで仕事が続きますし、PoCがダメだったらプロジェクト終了と同時に契約も終わりです。
データの整理や前処理、モデリング、サービスの開発、ドキュメンテーションと開発に関わることは大体やってます。
(個人的にはあんまり得意じゃないので将来的にはやらないでいきたいんですけども)
メンバーとして仕事をするケースは見かけは一般の社員と同じように動く状況です。
アナリストとしての仕事はこちらのパターンが多いです。
私に裁量があり、会社のためにやるべきことを考えて仕事をしていきます。
データ分析はweb系ベンチャーでアナリストをやっている方と同じでKPIを建てたり効果検証したりって感じです。
特別なことはあんまりないですね。
他社から来た中途と同じように、私が持っている知見をとおして会社を良くすることが求められています。
なので分析以外にもいろいろ首突っ込んで改善したりとかしてます。
継続的に関わることになるので契約も自動更新という場合が多いです。
なにか失敗したからといって契約解除になることはないですが、それなりの成果を出し続けることを期待されるようなプレッシャーはあります。
クライアント(決済者)とのお付き合い
実は特に書くべきこともないくらいクライアントとなにか特別なやりとりは無いです。
定期的に決済者(役員とか事業部長とか)と面談をしますが世間話と業務に関する相談をするくらいですね。
話した内容の如何によって金額が下がるとか契約解除とかってことは余程やらかさない限りはないかな。
これは社員として偉い人と面談するときの雰囲気を想定していただければたぶんあってます。
なんか昭和のような付き合いで偉い人に呼び出されて飲んだりとかゴルフしたりってことはやったことないし求められたこともないです。
まあ、今の社会情勢でそれをする会社がそもそもどうかと思いますけどね。
一緒に仕事をしているチームやステークホルダーの方々と真摯にやり取りしていれば問題はありませんし、問題がなければ契約は更新されます。
あとがき
とりあえず思いついた限りでみんなが知りたそうなことを書きました。
他にも聞きたいことがあったら質問箱に送ってくれ!
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