Data Analystのメモ帳

機械学習とかデータ分析とかしているData Analystのメモ帳です

改行が必要な長文をslackで送るべきではない

 

slackはチャットツールなので長くなる文章はdocsとか別の場所に書こうという話を世界のどこかではなしたので文章にしてみる。

 

そもそものはなしなんですが、slackはチャットツールであって口頭で話すようにチャットをするように情報が言ったり来たりするやり取りすることに向いているんだけど、一方で、1つの塊になった話題を共有することには不向きなツールです。

これは読みにくいとか書きにくいとか検索しにくい保存しにくい…etcあたりが理由で、もちろん機能としてはここ数年でリッチなテキストが書けるようにはなっているんだけど、それはそれとしてやっぱり使いにくいです。

特に検索したり保存する機能がかなり貧弱なのでslackに議事録とか書かれたら後から議事録を探せないなんてことになります。これは非常に困る。

なので議事録とか設計とか仕様書なんかをslackに書いたりすることは原則として避けた方がよいということになります。

まあ、さすがに議事録とか設計みたいなものは専用のドキュメントを用意する人が多いのですけれど、実際としてよく困るのが、ちょっと背景が長くなるくらいの問い合わせは「わざわざドキュメントにするのも面倒だから長いけどslackで送っちゃえ」というパターンは結構あります。

こういうの開発チームの内部に閉じているとPull RequestとかJIRAとかチケットツール上でコミュニケーションするように決まっている場合が多いんだけど、他のチームとのやりとりとなると途端にslackに全部流れてしまうことがあります。

そういうチケット上でのやりとりに慣れていない人なんかは特にそういうやり方をすることが多くてslackで長文投稿するパターンが多いんだけど、そうなるとコミュニケーションが全くあとから追跡できないなんて問題が起きます。

あとから誰かにタスク渡したいけど背景とか全部slackに散在していて全然引き継げないとか。覚えがある人いるんじゃないだろうか。

つまるところ、slackはチャットのように散発的なコミュニケーションには向いているんだけど背景や要件を伝えるようなリッチなコミュニケーションには相性が悪いのでなるべく別の場所でやったほうがいいです。

じゃあ、どこまでslackでどこからslack以外でやるんだよみたいな話になるとおもうんですが、これは個人的な基準として「改行が必要な長文をslackで送るな」というルールが明確でいいんじゃないかなーと思います。

コードとか何か外部から引用するときは例外ですけど、改行が必要になるようなまとまりが要求されるコミュニケーションはドキュメントを作るなりチケットを切るなりされるべきだということです。

特に箇条書きという機能にあるせいで整理された情報がslackに取り残されるという状態は本当にもったいないとおもっています。

「自分は忙しいからドキュメントなんて作っている暇なんてない」なんて考えの人がもしかしたらいるかもしれませんが、間違いなくそのコミュニケーションでは伝わっていない情報があって、誰かが時間をかけて助けてくれているとおもいます。

 


久しぶりのメモ帳らしいメモを書いてみた。個人の感想です。