Data Analystのメモ帳

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KPIの更新頻度

1000文字くらいで思いついたことを書く

 

一言でいうと、自分たちのイテレーションサイクルに対して更新頻度が低いと振り返りができないのでマネジメントの役に立たないという話です。

 

KPIって簡単にいうと、それを使って自分たちの行動した結果を振り返ったりしながらその数字を目標値まで進捗させるためにあります。

なので、自分たちの行動した結果が反映されてほしいのですが数値に更新頻度が低いと結果がでるまで時間がかかってしまうので自分たちの振る舞いが良かったのか悪かったのかわかんないので困るんですよね。

こうなると良かったのか悪かったのかわからないまま数値に反映されるというか結果がでるまで行動し続けるしかないんですよ。

で、実は意味がなかったのにずっと施策を打ち続けていたとか悲しいことが起きてしまう。

これは数字で管理しているメリットがあんまりなくなってしまう。

そういう事態を防ぐために指標の更新頻度が高いということは地味だけどオペレーションの中で重要になってきます。

じゃあ毎日ならいいのか毎時ならいいのかとかでてくるんですけど、早ければ早いほど嬉しいのはそうなんだけどそれを維持するコストも上がってくることが多いのでちょうどいいくらいを探すことになります。

何と比べてちょうどいいくらいを探すのかというと自分たちのイテレーションサイクルのスピードです。

開発だったらリリースとかスプリントとか何かしらのまとまりです。

振り返りから振り返りまでの間隔と考えてもよさそう。

このサイクルよりは更新頻度が高くないと定例の会議で「今週は数字が更新されていないのでこのまま施策を続けましょう」みたいな間抜けな状態になってしまいます。

とはいえ「それはわかるけど欲しい指標の更新は月に1回だけなんだ」とかどうしてもあるわけですよね。

月次課金だから離脱率がわかるのは月に1回だけなんだ、みたいなことはサービスの性質からどうしても起きてしまうと思います。

そういうときに、じゃあ諦めて月に1回の数値の更新を受け入れるのかというとそれはやっぱり運用上よくないので代替としてどうするかというと何らかのサブのKPIを立てて追いかける方針が良いのかなとおもいます。

本当に欲しい指標そのものではないけど関連性が高く更新頻度の高い先行指標です。

離脱率の先行指標としてヘルススコアなんて言ってログイン頻度とか機能の利用率をみるのはそういう意味もあります。

 

という感じで更新頻度の低い数値が更新されるのをずっと眺めているよりも更新頻度の高い有用な指標を探索して自分たちのイテレーションを改善すると良いのではないでしょうか、という話でした。